こちらにも、載せておこう。

各種、感謝の気持ち的なものは、みのりさんが代弁してくれたので。
私は、この呆然としたままの今日を、ただつづってみよう、と思ったのです。



ありがとうございました。


私史上にのこる作品になりました。
内容は、いろんな意見もあるでしょう
えてして、あんまり好きくないっていう感想は耳に入りづらいものですから。
それでも、アンケートの回収率の高さ、そして、書いてくれる人たちの長文っぷりがこの公演に対する、評価のひとつではないかと思います。

そして、わたしは、アンケートに住所欄を設けませんでした。名前欄もないものも作りました。
それから、ただ、改善点を教えてくださいと添えました。
なものだから、たくさんのご意見をいただけました。
次回につなぐ何がしかの、綱になればいいなと思います。
すでに、配席については次のイメージが、そして合わせてストーリーも思い浮かびはじめています。

でもそれはまた、次のお話。
今はまだ、週末を振り返って、書いて行きましょう。

一時間という短いお話でした。
正確には、一時間もなかったと思います。


お店の鍵をしめて、実際にカギをあけて入ってくるところから、始まり
火を使って、朝焙煎してたのコーヒーを淹れる。
そして、パウンドケーキをオーブンに入れて焼く。
窓を使い、時間の移り変わりとともに変化する自然光に頼りました。
「通行人が多くて、お客様からは気が散ってしまった」とのご意見いただきました。
いいにおいが店内に充満した回とそうでない回とに分かれてしまいましたが、おおむね成功なのではないでしょうか?
厨房の換気扇を一時止めるなど工夫をこらしてみたり・・・。

嗅覚と視覚にこだわりたかったので、かわいい小道具は委託制作
お花も生花で、その日の朝届くという贅沢っぷり(ぎりぎりであせる)
卓上花は、菊は近所のスーパー、カスミソウは母の作ったもの。
ちなみに、ケトルは両親の結婚祝いにもらったという年季もの(無断使用)
手話を見やすくするために、一応衣装にも気を配ってみました。
柄を減らすとか、色をはっきりとか、その程度だけど。

やっぱり、実際耳の聞こえない人には、見づらいシーンも多々あり
改善の余地ばかり
内容についても、せっかく手話を使うならば、耳の聞こえない人についての内容にしたら意味もでるのでは、などそういった意見もあり
「うむ、でも、そうじゃなくて、わたしは、普通のお芝居をつくりたかったの」
と、ここに関しては、そんな風におもったり。


そして、「このお芝居を、公演と捉えるか、イベントと捉えるか、によって」反応の違うだろうとの意見
まさしく、そのとおりと思う。
今回は、食べ物の匂いを使いたかったので喫茶店でやりました。
でも、今後、たとえば、照明の力をかりたかったりしたら、また状況もかわってくるんじゃないかって思った。
だから、変に大きな言い方をすると、「二ねん後企画」というブランドの誕生なのかもしれない。
ここではこう、そっちいったら、こう
そのときのコンセプトで、場所を選ばす
だた、自然に

そう、たとえば、まるっきりの野外でも。


なんてね。


そう、おおむね、好評なのです。信じられないくらい。
そして、信じてないからなのか、涙のひとつもこぼれない。
本当は大泣きするとおもってた。でも、まだ、私、この夢から抜けきってないのです。

ストーリーに共感、感動してくれた人の多さに、びっくりしているのです。
涙まで流してくれた人も・・・
自分の書いた作品が、そんなに人の心を動かしたのかと、信じられない気持ちでいっぱい。
すでに、再演のオファーと、次回公演の希望をいただいているという・・・。
(あの、準備大変なんすよ〜)

一からどころか、0からの出発だった手話。
3人の客演陣には無理をしいました。そしてその努力の実った結果。
地元の手話サークルのかたが来てくれました。
そして、本当にたくさんのお褒めの言葉をいただきました。
よかったですね。本当に。
もう、私、その時点で、「あ、自己満足できる要因ができた」と実は思ったんですよ。
なのに、その上をいった結果!

また、会場設営から運営を取り仕切ってくれたうずら団員のみんな。
あたしには、ほんとに、あなたたちが必要だよ。
どこでも、だれにでも、自慢のできる、仲間です。
おもてなしの心と笑顔で
つかみとった成功だと思う。ほんとうにありがとう。


足らないことも、分かってる。
私にまだまだ足らないこと。
人にうまくたよるころ
今回は
頼るべきところを頼れずに
頼らず自分ですべきところを頼ってしまい
そんなところが、まだまだ主宰としての自覚不足だと思う。
まだまだですね。

まだまだだから、これからなんですね。


今回宣伝した相手としなかった相手と、結構極端。(場所とか時期とかの関係で)
そして、いつも私のお芝居を見てくれている代表選手のかたたちから、来てもらえない時期にかぶってしまい
そんなちっさなことに、すっごくへこみ。仕方ないって分かっていても、節目の舞台は見てもらいたいものです。
あげく、観にいけませんメールもなかなかこなかったので、ものすごく不安になって。
人生初の主宰舞台、結構なプレッシャーだったんだと思います。
なので、いつもは大丈夫なことがぜんぜん大丈夫ではなかったのだなぁ。
あたしは、行けませんメールもしっかりしよう!っと。
と、今までの自分を振り返り今後の自分の豊富も抱けました。

総合して、得るものもばかりの作品となり、今後の素地としては申し分ない結果として落ちつた事を、もうちょっと喜んでいたいと思います。

ご来場、ご助力ありがとうございました。