まだ夕方なのに、すっかりと夜色。


時は先へ先へ進むんだ。




この帽子はちょっと大きい。
でも、買った場所もその時誰と一緒で何の帰り道で、そして、この帽子を選んだことを覚えてる。


あの時一緒だった、二人は今はもう近くにいないけど、
やっとね、やっと。
サヨナラを選んだ彼らの気持ちがほんの少しわかるようになったよ。