啄木の

路傍に犬ながながと欠伸しぬ
われも真似しぬ
うらやましさに



日常はかくも平凡に輝いていた。

日常の大切なんかをさ
よく語る人がいるんだけどさ。
あたしは知ってるんだ、その人がどんなにか非日常を愛しているのかって。
だから今、現実離れした現実の中で
日常の大切さをさも愛おしそうに語ってみせてるんだって。



あたしは知ってるんだ。
その人が、日常の世界には戻って来ない人だって。



大丈夫?
疲れてても、戦うことをやめない
ただの馬鹿。




あたしの欠伸をうらやんでいろ。